はじめまして!!
自己紹介
こんにちは!ぜんです!!
福井出身、そこから長野へ行き、そして現在京都の病院で理学療法士として働き4年になります。
何らかのハンディキャップを負った高齢者のご自宅に訪問する訪問リハビリも、少しですが経験しました。
突然ですが”理学療法士”ってご存知ですか???
最近は知っているって人も増えてきたように感じます。
リハビリの先生といった方が分かりやすいかもしれません。
理学療法士はいろんなところでお仕事していますが、僕はその中でも主に脳出血とか脳梗塞になって、半身が動かなくなって歩けなくなったり、うまくしゃべれなうなったりしたおじいちゃん、おばあちゃんに理学療法をしています。
具体的には、入院したその翌日にはベッドからたたき起こし、がんがん運動させるって感じです。
もちろんリスクもろもろみながらですが…(^^;
ブログに何を書いていくの?
理学療法士になり、まだたった3年と少しですが、たくさんの人(ほとんどが高齢者)に理学療法を提供してきました。
その中で僕が感じたのは、理学療法を提供したその先には一体何があるのだろう?ということです。
例えば脳卒中で半身麻痺になった人がいるとします。
現在重度の半身麻痺は完全に治るものではありません。
いくらリハビリを頑張っても、残念ながら障害は残ってしまいます。
僕たち理学療法士にできることは、その人の持ちうる残存機能をなるべく引き出し、また周りの環境をその人の能力にできるだけ適応させることです。
当然ですが、そこには何らかの目標が必要になります。
例えば
どこどこまで買い物に行けるようになりたい
家族と旅行に行きたい
せめてトイレは自分で行けるように
趣味の~がしたい
などなど… それらを叶えるために僕たち理学療法士が理学療法を通じて、歩くことができるように、歩けないなら他にその人が移動できるような手段を考えたりしていきます。
じゃぁ実際の現場はどうなのか??
上記の通り僕は、理学療法は何かその人がやりたいことを叶えるための一手段であったらいいなぁと思っています。
しかし、実際に現場で理学療法を提供していると、こんな風に理学療法を提供できている人達ばかりではありません。
これはもちろんこっち側の問題ももちろんあるのですが…(-_-;)
リハビリすること自体が目的になって、僕たちとしゃべることを楽しみにしている一人暮らしのおばあちゃん
「早く死にたい」と言っているおばあちゃん
「毎日テレビ見てすごしてるよー。何にも楽しい番組ないねー。」と話すおじいちゃん
一人で寝がえりもうてず、口からご飯を食べられないからお腹に穴が開きそこから直接ご飯が入っていて、認知症も重度で何をしゃべっているかわからず、ずーっとベッドで横になっているおじいちゃん
もちろんもっとポジティブな人達もいますが、その人達とおなじぐらい、もしかしたらそれ以上に上に書いたような人達をみてきました。
もう近い将来、僕の親が年老いたときこんな風に過ごして欲しいだろう?
いずれ僕が年老いたとき、こんな風に過ごしたいか?
そして今、僕がおじいちゃん・おばあちゃんに理学療法を提供するとき、その先には一体何があるのだろう?
そんなことを思いながら、僕が「おっ!!」と思ったことや、「う~ん」と感じたことなどなど、書いていく場にしようかな~と思っています。
まぁでも結局は自分の書きたいことを書いていくことになると思います(^^;
最後に!この題名って…
このブログ名を見て、
「あっ!これって~のパクリじゃん!!」
と思った方。(このブログを読んでくれている人がいればですが(^^;)
おっしゃる通りです。
リリー・フランキーさんの「東京タワー~オカンとボクと、時々、オトン~」から頂いてきました。
僕の大好きな本の一つです。
オカンとボク、そして時々登場するオトンとの、ボクの幼少から今までを記した本です。
これまでの僕と父母との関係、そしてこれからの父母との関係について考えさせられました。
母に、そして父にどんな老後を送ってほしいだろうか? そこに自分はどう関わるのだろうか?
そんなことを考えるきっかけになった本でした。
読んでいない方、ちょっと興味があるという方、よかったらぜひ手に取ってみてください。
長くなりましたが、これからどうぞよろしくお願いいたします。